ステンドラの有効成分アバナフィルとは

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ステンドラの有効成分アバナフィルとは

「アバナフィル(Avanafil)」は、勃起不全(ED)治療薬ステンドラに含まれる有効成分です。

ステンドラは2012年に米国で販売が開始された比較的新しい医薬品で、即効性に優れるとともに、副作用が少ないという特徴を持っています。
「バイアグラ」「レビトラ」「シアリス」に続く新世代の勃起不全(ED)治療薬として注目度が高まっています。

なおアバナフィルは元来、日本国内で日本の製薬会社が創製した勃起不全(ED)治療薬の成分ですが、製品開発及び販売の権利を米国の会社に譲渡したため、米国でいち早く承認されました。

アバナフィルを含有するステンドラが、日本国内よりも先に海外で注目・販売されているのはこの経緯によるものです。

アバナフィルの持つED改善効果

アバナフィルには、勃起を妨げる原因となる酵素に作用してその活性を低下させ、陰茎を勃起させる力を持続もしくは向上させる効果があります。
しかし、この説明だけでは実際の作用の仕組みを理解するには十分ではないので、少し詳しく掘り下げていきましょう。

まず、脳に性的な刺激が伝達されると、その刺激を合図に脳から「cGMP(環状グアノシン一リン酸)」という物質を陰茎付近の平滑筋に放出する指令が発せられます。
このcGMPという物質には、陰茎の平滑筋を弛緩させることにより海綿体への血液流入を促し、勃起を発生させる作用があります。

射精して勃起を継続する必要性がなくなると、陰茎の平滑筋に数多く常在しているPDE5(ホスホジエステラーゼ5)という酵素が脳からの指令により血液中に大量に放出され、cGMPを分解します。

それにより、陰茎の海綿体への血液流入は妨げられて勃起が収まる、というのが勃起の発生と収束に係るプロセスです。
勃起不全(ED)はcGMPの活性弱化あるいは喪失による相対的・逆説的なPDE5の作用強化によって勃起が障害された結果発生する症状であるということがお分かりいただけたのではないでしょうか。

そこで、勃起不全(ED)の薬物治療では、勃起の阻害要因であるPDE5の活性低下を図るため、アバナフィルその他の勃起不全(ED)治療薬を処方し、正常な勃起が得られるようアプローチします。

勃起不全(ED)の原因酵素(PDE5)を阻害する力

勃起不全(ED)治療薬によるPDE5への阻害力に関するデータは、各国の研究者により既に示されているところです。
研究によると、一般的にPDE5の阻害力が強いのはバルデナフィル(レビトラ)≧アバナフィル(ステンドラ)>シルデナフィル(バイアグラ)>タダラフィル(シアリス)の順とされています。

バルデナフィルは最もPDE5を阻害する力に優れていますが、シルデナフィルやタダラフィルに比べて服用の際の禁忌事項が多い成分です。
それに対して、タダラフィルはPDE5阻害効果こそ他に劣りますが、顔のほてりや動悸、頭痛等の副作用も比較的弱いというデータがあります。

医薬品の薬効は各個人の体質等により発現に差が生じるため、一概にどのED治療薬が最も優れているかを示すことは不可能ですが、副作用が気になる人はシアリスから服用を開始し、シアリスで十分な薬効が得られなければバイアグラやレビトラを服用してみるという方法も考えられるのではないしょうか。

なお、日本国内で未販売の医薬品であるステンドラについては、バイアグラとレビトラの中間程度の勃起力が得られるというデータがあります。
よって、バイアグラの服用で期待ほどの効果が得られなかった場合には、ステンドラが次善の選択肢になり得るかもしれません。

ちなみに、ステンドラは海外で承認を受けてからの歴史が他の勃起不全(ED)治療薬に比べて浅いことから、追加の副作用情報が今後発出される可能性があります。注意してください。

アバナフィルの作用機序

バイアグラ等他の勃起不全(ED)治療薬と同じく、アバナフィルもPDE5の活性を低下させる作用を持っているので、その作用機序(薬が体内で作用する仕組み)も同様と考えて差し支えありません。

アバナフィルとシルデナフィルを薬効の発現に必要な時間で比較してみると、シルデナフィルが服用後30分以上経過しないと効果が発現しないとされているのに対し、アバナフィルはおよそ15分程度で効果が発現するとされています。

アバナフィルの作用機序をひも解くためには、勃起の仕組みを理解する必要がありますので、簡単に解説していきます。
まず性的な興奮が脳に到達すると、脳の指示が血管内皮に伝達され、一酸化窒素が放出されます。

この一酸化窒素が陰茎の勃起に関わる動脈に作用し、動脈が弛緩します。
加えて、cGMPという物質が陰茎付近の平滑筋に放出されて平滑筋を弛緩させ、海綿体に血液が流入して勃起が生じます。
射精すると、勃起を促すcGMPはその役割を終えてPDE5という酵素の作用で分解され、cGMPの血中濃度が減少します。cGMPの血中濃度が減少すると、陰茎への血液流入が収まり、勃起は収束に至ります。

この一連の作用機序からも明らかな通り、アバナフィルを含めた勃起不全(ED)治療薬は、脳が性的な興奮を感じるという前提があって初めて効果を発揮するものです。つまり、意思とは無関係に陰茎に直接作用して強制的・機械的に勃起させる医薬品ではありません。

また、性行為の快感や性欲を増大させる目的で使用するような、いわゆる「媚薬」や「セックスドラッグ」のような効果を持っているわけでもありません。

勃起不全(ED)治療薬は平滑筋の弛緩によって血管を拡張させ、血流を促す効果を有しているため、副作用として動悸や顔のほてり・紅潮、目の充血といった症状が出現することがあります。
これらの副作用を自覚することで、性的な興奮が向上した、あるいは性欲が増大したと解釈してしまう場合があるようですが、それは大きな誤解です。

性的な興奮を得るために、軽い気持ちや興味本位で定められた使用量や頻度を超えて勃起不全(ED)治療薬を服用してみた――といったような話をしばしば耳にしますが、そのような服用方法は心臓や脳の血管を過度に拡張させ、重篤かつ深刻な副作用の誘因となり得る危険な行為ですので、絶対にしてはいけません。

勃起不全(ED)治療薬はサプリメントや健康食品ではなく医薬品です。
服用に当たっては、適正な量と頻度の遵守が必要不可欠であるという自覚と認識を持ちましょう。

アバナフィルの開発経緯

アバナフィルは、シルデナフィルを上回る即効性と副作用の少なさを兼備した勃起不全(ED)治療薬を目指して研究・創製された経緯があります。

世界的に見ても次世代の勃起不全(ED)治療薬として期待の声が高く、海外では2011年に韓国で、2012年には米国でそれぞれ承認・販売されていますが、日本国内ではまだ承認を受けていない医薬品です。

日本国内で未承認と聞くと、一見海外にルーツを持つ医薬品と思われがちですが、実際には田辺製薬(現・田辺三菱製薬)という日本の製薬会社によって創製されました。
田辺製薬は、江戸時代前期の1678年に大阪で創業された会社ですので、創業以来300年以上もの歴史を有しているということになります。

創業時から海外の医薬品を日本国内に輸入してきた沿革からも、いち早く世界を視野に入れて事業展開してきた会社であると言えるのではないでしょうか。
その田辺製薬は、2007年に三菱ウェルファーマと合併し、現在の田辺三菱製薬株式会社となりました。

田辺三菱製薬株式会社はアバナフィルを創製したあと、海外の会社へ開発と販売の権利を譲渡していますが、この理由としては、国内よりも海外での開発を優先させることにより、アバナフィルの販路をバイアグラのように世界に拡大する意図があったためとされています。

つまり、企業戦略的に海外の会社に販売を委ねた方が有利であるという判断が働いた結果と言えるでしょう。

アバナフィル医薬品の入手は今のところ海外通販だけ

ただアバナフィルは日本で未承認の医薬品ですので、当面のところ国内で処方される状況にはならないと考えられます。
したがって、現在日本国内でアバナフィルを入手する方法は、海外からアバナフィルを輸入している販売店等から購入する以外にありません。

ですが、海外で製造された勃起不全(ED)治療薬にはしばしばニセモノや粗悪品が含まれているという指摘があります。
よって、もし海外製の勃起不全(ED)治療薬の購入を検討しているのであれば、製造元や価格などを確認した上で慎重に購入するべきでしょう。
不自然なほど安価な医薬品はニセモノの確率が高いので注意してください。

アバナフィルは即効性に優れ副作用も少ない成分

アバナフィルは即効性に優れているのみならず、副作用も少ないという長所を兼備しています。

つまり、先発の各種勃起不全(ED)薬がそれぞれ抱えていたウイークポイントを補う特性を有しているため、バイアグラやレビトラ、シアリスに続く第4の治療薬として期待されています。

アバナフィルはバイアグラ同様に血管を拡張させ、血流量を増加させることで勃起を促すという作用があるという点では同じような薬効を持つ医薬品と言えます。
ですが前述のとおりバイアグラに比べて薬効発現に要する時間が短く副作用が少ないことに加え、食事の後に服用しても薬効に与える影響が少なく使い勝手が良いという長所を持っているという点でアドバンテージが多い医薬品であると言えるでしょう。

アバナフィルは、従来の勃起不全(ED)治療薬に改良を加え、進化を遂げた新世代の治療薬です。
使用する人によっては、先発品の勃起不全(ED)治療薬に比べて高い効果が期待できるかも知れません。

田辺三菱製薬株式会社という国内の製薬会社が創製したこのアバナフィルですが、まだ国内では承認されておらず、販売は海外のみという現状です。
現時点では単純に比較できませんが、将来的には他の勃起不全(ED)治療薬よりも安価に入手できる可能性もあります。

アバナフィルの登場により、勃起不全(ED)の薬物治療はまた一歩前進したという見方もできます。
失われつつあった男性機能が回復し、再び性の自信や喜びを回復できる方策が増えるということは、男性にとって吉報以外の何物でもないでしょう。

他の勃起不全(ED)治療薬を使用しても期待した薬効が得られなかった経験があった人はもちろん、これまで勃起不全(ED)薬を使用した経験がない人も含めて、勃起不全(ED)治療の選択肢の一つとして上手な活用を検討してみてはいかがでしょうか。

-アバナフィル

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